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開催期間:2012/2/20(月)〜3/3(土)
12:00〜19:30 *火曜休廊 デジタルアートとアナログ作品の双方の可能性を理解し、展開している若手作家、田口健太と吉田ゆうによる2人展。 急速な進歩を遂げたメディアの発展によりデジタル技術は特別のものではなくなり、デジタルツールはアート作成において、鉛筆や紙、絵の具、キャンパスなどと等しくツールの一つとなっている。写真の加工や合成は安易になり、写真であっても現実そのものが映し出されているとはかぎらないという認識が世間に浸透した。 田口健太、吉田ゆうはそれぞれの私的現実をデジタル技法を含めた写真技術を基に表現している作家である。 田口はドローイングを写真の現像工程と同じよう印画紙に重ね、光をあてて画像を定着させるという方法で、吉田は合成写真を4色分解し写真製版により再構成することで、絵画制作を行っている。 表現されているものは、双方、私的なイメージだが、そこには奇妙なリアリティがあり、現実であるかのような非現実の世界-あるいは広義の意味で真実の世界-は、鑑賞者への深い共鳴をもたらす。 田口 健太 TAGUCHI Kenta 《気配の肖像no.3》2011年、ゼラチンシルバープリント、25.5×20.5cm 1980 長崎県生まれ 2009 愛知県立芸術大学大学院美術研究科美術専攻油画・版画領域修了 現在 愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻非常勤講師 2008 Plants/エビスアートラボ(愛知) INDIRECT‘08−箱の中の箱−/ギャラリーAPA(愛知) PRINT−現実と非現実の狭間で−/名古屋学芸大学内ギャラリー(愛知) 4-sight/ギャラリー旬(愛知) December Show vol.2 /ギャラリーAPA(愛知) 2009 個展“はじまり”/STANDING PINE cube (愛知) 白昼夢/愛知県美術館ギャラリーH.I室(愛知) 2010 あいちアートの森 堀川プロジェクト/東陽倉庫テナントビル(愛知) 浮森- floating forest –/STANDING PINE cube(愛知) over flow/画廊翠巒(群馬) 2011 Shashin?/TEZUKAYAMA GALLERY(大阪) 個展“気配の肖像”/STANDING PINE cube(愛知) イコノフォビア–図像の魅惑と恐怖—/愛知県美術館ギャラリーG1G2室(愛知) 他、個展・グループ展 多数 CGの精度は上がり合成で作られたアイドルまで出現した現在において、もはや“存在する”ということは重要なことではないのかもしれません。同様に、写真も本来持っていた記録性という重要なファクターはその役割が薄れ、写真が真実を写すという認識も変わりつつあります。 私の作品も写真ではありません。私は描いたドローイングをネガの代わりとし、印画紙にイメージを定着し作品を制作しています。モノクロで描かれた絵は光を通すことで明暗に置き換えられ、奇妙なリアリティーが生まれます。 私が作りだすのは現実と非現実の関係が希薄化した私的世界です。 しかしその世界は現在においてあながちフィクションではないのかも知れません。現実と非現実の狭間の世界からもう一度“存在する”ことの意味を考えてみたいと思います。 田口健太 吉田 ゆう YOSHIDA Yuu 吉田ゆう《shark attack 4》2011年、写真製版、42×29.7cm 1986 神奈川県生まれ 2008 女子美術大学芸術学部絵画学科洋画専攻版画コース卒業(優秀作品賞) 2010 女子美術大学大学院美術専攻美術研究科版画研究領域修了(大久保婦久子賞) 現在 女子美術大学美術学科洋画専攻(版画)専任助手 2008 「うしろのしょうめん」展/ZAIM 別館 403(横浜) Artist’s Prints PARTII Two Person’s Exhibition/Pepper’s Gallery(銀座) Artist’s Prints in NOS Group Exhibition/NOS(青山) Young Artists Prints Fair in KINOKUNIYA BOOKS/紀伊国屋書店新宿南店(新宿) オモシロイ版画展/文房堂ギャラリー(神保町) 2009 0- collection/若手作家による0号作品展/ギャラリー坂巻(京橋) 第34回全国大学版画展(収蔵作品賞)/町田市立国際版画美術館(町田) 2010 女子美術修士版画修了展/養清堂ギャラリー(銀座) 女子美術大学創立110周年記念展Resistance and Obedience -女子美110年、美の指導者たち-(上野) 2011 indies展/養清堂ギャラリー(銀座) 他 グループ展多数 私はサメをモチーフにしています。 サメは恐怖の象徴として見られることが多いが、一方で人間の実利として処理されている現実があります。私はそのサメに魅せられ、サメの特徴的な部位を人の皮膚に合成し、寄生したかのような不快感を視覚化することをテーマに制作しています。 𠮷田ゆう ======================================= 銀座ギャラリー女子美 〒104-0061 東京都中央区銀座4-10-6 永井画廊ビル6F tel&fax 03-5551-1900 開廊時間12:00-19:30 火曜定休 http://ginzagalleryjoshibi.web.fc2.com/ ======================================
by joshibiartmuseum
| 2012-02-20 13:23
| 銀座ギャラリー女子美
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